皆さんこんにちは。神奈川県座間市と海老名市を拠点に、住宅の外構・エクステリア工事や景観コンクリート工事を手掛ける株式会社髙野です。
自宅で仕事をする場所の選択肢のひとつとして、近年「ガーデンオフィス」への注目が高まっています。今回はガーデンオフィスの特徴やメリット、設置する際の注意点やポイントをご紹介します。
■ガーデンオフィスとは
ガーデンオフィスとは、自宅の庭に設ける個人用のワークスペースのことを指します。母屋から独立した小屋を設置したり、すでに建っている納屋を改築したりするなど、ひとくちにガーデンオフィスといってもスタイルはさまざまです。
働き方の多様化に伴う在宅ワークや在宅勤務の増加により、自宅をオフィスにする人は増えています。しかし、自宅で仕事をするための個室がないというケースも多く、リビングやダイニング、寝室などで仕事をしているという人も多いです。
ただ、仕事の効率には周辺環境が大きく影響を及ぼすこともあり、プライベートの時間を過ごす場所で仕事をすると気持ちの切り替えが難しくなります。
自宅でのワークスペースに関する悩みの解決策として、ガーデンオフィスは近年注目が高まっています。
■ガーデンオフィスのメリット
自宅で仕事をする人は、ガーデンオフィスを設けることでさまざまなメリットが得られます。ここでは主なメリットを3つ紹介します。
・仕事とプライベートを分けられる
ガーデンオフィスは、仕事をする空間とプライベートの空間を完全に分けることができます。そのため空間的な要素はもちろん、気持ちの面でも仕事とプライベートをしっかりと分けることが可能です。
自宅のリビングや寝室などで仕事をする場合、仕事に関係のないものが視界に入ったり、すぐに休憩できる環境にあったりすることで、仕事モードになかなか切り替えられないという人も多いでしょう。また、仕事が終わっても、仕事に使うものが広げっぱなしのリビングや寝室では心が完全には休まりません。
ガーデンオフィスがあれば、仕事をする場所とプライベートの時間を過ごす場所が完全に別なので、自宅の敷地内にいてもオンとオフを明確に切り替えることが可能です。
・健康面と生産性への効果が期待できる
ガーデンオフィスは庭の植物に囲まれているため、リラックス効果や疲労回復効果などさまざまな効果が期待できます。
植物はマイナスイオンを発生させるといわれており、副交感神経の働きを助けることでリラックス効果があるとされています。また、植物に囲まれることは森林浴のような癒やし効果も期待できるため、仕事の疲れを癒やしてくれるでしょう。
長時間パソコンの画面を見ていたり、同じ姿勢で仕事をしていたりすると、疲労が蓄積して生産性が低下してしまいます。ガーデンオフィスであれば視界の先には庭があり、すぐに外に出ることも可能です。
植物に囲まれていることでストレスや疲労を溜め込まず、健康的に仕事の生産性を上げることができるでしょう。
・仕事に集中できる
ガーデンオフィスは自分一人の空間として使用できるため、自宅のリビングやダイニングなどと比べて仕事に集中しやすい環境といえます。
家族がいる場合、リビングでテレビを見ている様子が気になったり、仕事中に話しかけられて集中が途切れてしまったりすることがあるでしょう。仕事に集中したいと思っていても、家族が同じ空間にいてはなかなか集中できません。
しかし、ガーデンオフィスは独立した空間であるため、家に家族がいたとしても仕事に集中しやすいでしょう。ガーデンオフィスにいるときは仕事、家にいるときはプライベートの時間とメリハリをつけやすくなります。
■ガーデンオフィスを作る際の注意点
ガーデンオフィスを作る際は、事前に確認しておくべきポイントがあります。ここでは5つの注意点について紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
・建築基準法を確認する
ガーデンオフィスを作る際は、建築基準法に従わなくてはなりません。建築基準法では、1つの敷地に1つの建築物しか建てられないのが基本です。
居室・キッチン・トイレ・風呂が備わっている建物は「住宅」とみなされるため、これらが揃ったガーデンオフィスを作ろうとすると、1つの敷地に2つの建築物があることになってしまいます。
そのためガーデンオフィスを作るのであれば、水回りの設備のいずれかが欠けていなければなりません。計画しているガーデンオフィスが建築基準法に従っているかは、市町村役場の担当部署に問い合わせてみるとよいでしょう。
・建築確認申請の要否を確認する
建築確認申請とは、新しい建築物を建てる際に必要なものです。建築基準法や各種条例が守られた建物であるかを判断する審査で、申請にはさまざまな書類や費用がかかります。
ただし、防火地域もしくは準防火地域ではなく、床面積が10㎡以下であれば、申請は不要です。申請が必要かどうかの判断は、市町村役場の担当部署に問い合わせてみてください。
・小屋の広さの目安を確認する
小屋をワークスペースとして使用する場合、庭の広さと仕事をする際に必要な広さから、どの程度の広さの小屋にしたらよいのかを考えます。
住宅に書斎を設ける際、広さは2.5〜4.5畳程度が一般的です。ガーデンオフィスとして独立した小屋を作るのであれば、少し広めの3〜5畳程度が圧迫感がなくおすすめです。
建築確認申請の基準になる10㎡以下で考えるのであれば、5畳=9.12025㎡なので、5畳以下で計画するとよいでしょう。
・近隣住民への配慮を忘れない
ガーデンオフィスを作る際は、近隣住民への配慮は重要なポイントです。ガーデンオフィスを作ることで近隣の住宅の日当たりや風通しなどに影響が出ないかなどは、事前にしっかり確認しておきましょう。
実際にガーデンオフィスを作る前に、近隣の住民にはガーデンオフィスを作りたいという旨を伝えておくことが大切です。事後報告ではトラブルに発展することもあるため、必ず事前に伝えて理解を得るようにしましょう。
・防犯対策をする
ガーデンオフィスも自宅と同じように、きちんと防犯対策を考える必要があります。しっかりと施錠ができるようにすることはもちろん、簡単に侵入されてしまうことのないように対策をしなければなりません。特に高価なものを置く場合は、セキュリティを万全にしておくことが大切です。
■快適なガーデンオフィスを設置するポイント
せっかくガーデンオフィスを設置するなら、快適に仕事ができる環境にしたいものです。ここでは快適なガーデンオフィスにするためのポイントを4つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
・電気や水道を引く
電気を引くことで、パソコンなどの電子機器や冷暖房器具が使用可能になります。また、独立した小屋を年間を通して快適な空間にするためには、冷暖房器具は必要不可欠です。ガーデンオフィスで快適に仕事をするために、電気は多くの人にとって必須でしょう。
水道は、必要に応じて引くかどうかを検討しましょう。トイレやキッチンは母屋に行って使えばいいのか、ガーデンオフィスにも必要なのかによって、水道の必要性も変わってきます。水道については実際に仕事をするときのことをイメージしながら検討することが大切です。
・災害時を想定して建材を選ぶ
安全で快適なガーデンオフィスにするためには、災害時のことを想定した建材を選ぶことが重要です。ガーデンオフィスにはさまざまなタイプがありますが、プレハブやログハウス、コンテナなど、小屋として一般的なタイプは、耐震性に優れているものが多いです。
また、住宅と同じ建材を使用しているタイプの場合、地震や台風などの災害時にもダメージを受けにくいと考えられています。いざというときに備えて、災害に強い建材や構造のガーデンオフィスを選ぶようにしましょう。
・好みのデザインやテイストを選ぶ
ガーデンオフィスは自分の好みのデザインやテイストのものを選ぶことが可能です。母屋の外装や内装と似たテイストのものを選べば、統一感を出せます。
また、母屋とは違ったテイストにすることで、母屋では実現できなかったデザインを取り入れるという選択肢もあります。
どちらにしても、仕事に集中できるようなデザインや居心地のいいデザインを選ぶことが大切です。
・内装をDIYして好みの空間に仕上げる
ガーデンオフィスは母屋に比べてコンパクトなので、内装のDIYが比較的容易にできます。自分好みのクロスや床材にしたり、収納やデスクを自作したりと、狭い範囲なので時間をかけずに作業ができるでしょう。
自分が使いやすい配置の作業スペースを自作したり、好きなテイストのインテリアにしたりと、ガーデンオフィスを自分好みの空間に仕上げられれば仕事の効率も上がるでしょう。
今回はガーデンオフィスの特徴やメリット、設置する際の注意点やポイントをご紹介しました。
働き方の多様化に伴い、自宅で仕事をする際の選択肢として、ガーデンオフィスへの注目は年々高まっています。ガーデンオフィスは仕事とプライベートを明確に分け、仕事の生産性を高められるのが大きなメリットのひとつです。
自宅でなかなか仕事に集中できないとお悩みの方は、ぜひガーデンオフィスを検討してみてはいかがでしょうか。
神奈川県座間市の株式会社高野は、プレハブ等を用いた小規模なガーデンオフィスの製作を得意としております。
ミニマルでありながら、住まいの快適性をグッと高めるこだわりの庭リフォームをご提供いたします。
「暮らしを豊かに」することが高野のコンセプトです。ガーデンオフィスの設置をご検討されている場合、お庭の現状やお客様のワークスタイルに合わせて最適なプランを一緒に考えさせていただきます。小規模ガーデンオフィスの施工は、ぜひ髙野にお任せください。
地元を知り尽くした髙野ならではの理想のご提案をさせて頂きますので、外構やエクステリアでお困りごとがありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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