【徹底比較】人工芝と天然芝の違いとは?メンテナンスがしやすいのはどっち?

庭に芝生を敷きたいと考えている人の中には、人工芝と天然芝のどちらにしようか悩んでいる人も多いでしょう。人工芝と天然芝にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、せっかく芝生を敷くなら、お手入れが楽で見た目が美しい方がいいですよね。


この記事では人工芝と天然芝の特徴や違い、メンテナンスのしやすさやメリット・デメリットについて詳しく紹介します。人工芝と天然芝でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。




■人工芝の特徴



ここでは人工芝の特徴を紹介します。一昔前はビニールっぽさや安っぽさが気になるというイメージを持つ人も多くいましたが、近年の人工芝はさまざまな面で改良されてきています。ぜひチェックしてみてください。


・素材は合成樹脂

人工芝は、ナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂で作られたフェイクグリーンです。屋内用のフェイクグリーンに比べると水に強く、熱や紫外線による劣化がしにくい素材が使用されています。


・日当たりに関係なく設置可能

人工芝は天然芝とは違い日光を必要としないため、日当たりが悪い場所でも気にせずに設置可能です。また、根をはることもないため、ベランダやコンクリートの上などさまざまな場所で楽しむことができます。


・年間を通して青々とした見た目

素材が合成樹脂であるため、枯れて茶色になったり色褪せてしまったりすることはありません。年間を通して見た目が変わらないため、春や夏はもちろん、秋や冬でも青々とした見た目を楽しむことができます。


・用途に応じてタイプを選べる

人工芝は、用途に応じてパイルの長さや硬さを選ぶことが可能です。例えば葉の長さが5~10mmのショートパイルはパターゴルフなどに向いており、葉の長さが40mm以上のロングパイルはボリュームがあるため寝転んでリラックスして過ごすのに向いています。


パイルが硬めのものはへたりにくいため、見た目を重視したい場合におすすめです。パイルが柔らかめのものはクッション性があるため、お子さんやペットを遊ばせたい場合におすすめです。




■天然芝の特徴


ここでは天然芝の特徴を紹介します。庭はもちろん、公園や競技場などさまざまな場所で目にする天然芝ですが、どんな特徴をもっているのか実はあまりよく知らないという人も多いでしょう。ぜひチェックしてみてください。


・主な種類は日本芝と西洋芝

天然芝の主な種類は、「日本芝」と「西洋芝」です。日本芝は高温多湿の夏に強い反面、冬は葉が枯れて茶色になります。西洋芝は涼しい環境を好み冬でも緑の葉を茂らせる反面、暖かい地域では真夏に調子を崩してしまうことがあります。


日本は四季がはっきりしており夏の暑さが厳しい地域が多いため、日本芝を敷く場合が多いです。ただし日本でも涼しい地域では西洋芝を敷くこともあります。


・季節によって表情が変化する

春から秋頃までは青々としていた芝生も、冬になると休眠期に入り葉は枯れ、色も茶色へ変化します。しかし春になるとまた新芽が出て、夏から秋にかけてはまた瑞々しい緑色の葉を楽しめます。


・手入れ次第では長持ちする

天然芝はきちんと手入れをしていれば、何十年と長持ちします。日々の手入れや定期的なメンテナンスは大変ですが、きちんと手入れをしていれば植え替えという大掛かりな手間はかかりません。


・表面温度が上がりにくい

天然芝は植物なので葉の中の水分が温度の上昇を防ぎ、人工芝に比べると真夏でも表面温度が上がりにくいという特徴があります。太陽の強い光を浴びても熱を持ちにくいため、照り返しが少なく涼しく過ごせます。




■人工芝と天然芝の違いとは?


人工芝と天然芝にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは「見た目」「施工や維持にかかるコスト」「必要なメンテナンス」について、人工芝と天然芝の特徴を比較しながら解説していきます。


・見た目

人工芝は年々品質が向上しており、天然芝に近い見た目のものが増えています。緑一色では本物らしく見えないため、色味の違った緑を複数色使用したり、所々に茶色を混ぜたりして、よりリアルな見た目を追求した人工芝も多いです。種類も豊富にあるため、好みの色味のものを選択可能です。


天然芝は本物の植物なので、植物本来の青々とした色味を楽しめます。ただし季節によって見た目も変化するため、芝が枯れてしまう冬はどうしても茶色い色味になってしまいます。


・施工や維持にかかるコスト

人工芝は、施工時にかかるコストは高めです。人工芝の価格相場は1㎡あたり2,000〜4,500円程度ですが、安価なものから高級なものまで価格帯が広いため、予算や仕上がりの希望に応じて選択することが大切です。また、耐用年数は10年程度なので、いずれは交換も必要になります。しかし初期費用が高い分、メンテナンスが不要なため維持費はかかりません。


天然芝は、日本芝であれば1㎡あたり500円程度で手に入ります。初期費用は安く済みますが、天然芝は芝刈りや除草などのメンテナンスが必要なため、きれいな状態を保つためには維持費がかかります。


・必要なメンテナンス

人工芝は、基本的にはメンテナンスが不要です。汚れが気になる場合は、掃除機でゴミを吸ったり雑巾で汚れを拭き取ったりする程度で十分きれいになります。水やりや除草などの日々のお手入れや定期的な芝刈りは必要ないため、手入れにかかる時間がとれない場合でも安心です。


天然芝は、日々のメンテナンスが必要不可欠です。水やりは冬場は不要ですが、夏場は毎日必要になります。芝の間から雑草が生えてきたら、その都度除草も必要です。雑草を放置して芝よりも大きく成長してしまうと、芝を弱らせてしまったり、抜くときに芝を傷めてしまったりする可能性があります。


また、天然芝は、5〜10月頃は月に1〜2回程度の芝刈りも必要です。特に成長が早い7〜8月は、1〜2週間に1回程度の芝刈りが必要になります。芝刈りを自分でする場合は芝刈り機が必要になるため、購入費用や保管場所を確保しなければなりません。芝刈りを業者に依頼することもできますが、もちろん費用がかかります。




■天然芝と人工芝はどんな人に向いてる?



ここまで天然芝と人工芝について詳しく説明してきましたが、実際のところ天然芝と人工芝はそれぞれどんな人に向いているのでしょうか。ここではそれぞれ向いている人の特徴について紹介します。


・天然芝が向いている人

天然芝は、手入れに時間をかけられて、施工費用を安く抑えたいという人に向いています。施工費用が安いのが天然芝の大きなメリットのひとつですが、日々の手入れや定期的なメンテナンスは必要不可欠です。毎日の水やりやこまめな除草、定期的な芝刈りなどが苦にならない人には向いています。


とにかく「天然」にこだわりたい場合や、主に観賞用として取り入れたい場合にも天然芝は向いています。また、庭で花火やバーベキューをしたいという人も、天然芝であれば火の扱いを気にせず楽しめます。人工芝は高温に弱いタイプが多いため、庭で火を使ったアウトドアを楽しみたい場合には天然芝の方が向いています。


・人工芝が向いている人

天然芝は、忙しくて手入れの時間が取れない人や、メンテナンス費用を抑えたい人に向いています。人工芝は毎日のお手入れや定期的なメンテナンスが必要ないため、維持にかかる時間や労力、そして費用は全くかかりません。忙しくても、年間を通して青々とした美しい芝生を楽しみたいという人には人工芝がおすすめです。


また、水はけが悪い土地や、住宅密集地など庭の日当たりが悪い土地の場にも人工芝は向いています。芝の生育に関わる水や日光の心配をしなくていいので、場所を選ばずに使用できます。そのためマンション住まいの場合や、ベランダに芝を敷きたいという場合でも、人工芝は安心して設置可能です。




■メリット・デメリットまとめ



天然芝と人工芝のメリット・デメリットは次の通りです。



天然芝と人工芝にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、維持管理の面で考えると、忙しい人には人工芝がおすすめです。本物のようなリアルな見た目の人工芝を選べば、年間を通して青々と美しい芝生を楽しめます。


また、お子さんやペットがいる家庭の場合も人工芝がおすすめです。パイルが長いほどクッション性も上がるので、心地よく過ごせることに加えて転倒時なども身体にかかる衝撃を和らげてくれます。


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「暮らしを豊かに」することが高野のコンセプトです。人工芝の施工事例も豊富にあり、見た目の美しさだけでなく、使い勝手にも重点をおいた、皆が幸せになるお庭づくりを目指しています。


例えばもともと天然芝だったこちらのお庭は、手入れができず手におえなくなったとのことで、人工芝へリフォームしたことで使い勝手も見た目も格段にアップしました。

https://www.takano-ex.jp/gallery/house/30301


お庭に求められるデザインや設備は、ライフスタイルの変化によって変化していくものです。高野ではお客様に寄り添い、ご要望に応じた最適なプランを一緒に考えさせていただきます。


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